「マッスルメモリー」という言葉を聞いたことはありませんでしょうか?
これは、「一度筋トレをして筋肉をつけておけば、筋肉が落ちた後も短期間の筋トレによって復活しやすい」という現象です。
つまり、今、ダイエットのために筋肉をつけておけば、10年後20年後、年齢を重ねた後に筋肉不足で寝たきりになったり猫背になったりすることを防げるよ、ということです。
この「マッスルメモリー」アスリートやボディビルダーの間では常識でしたが、実ははっきりとしたメカニズムが分かっていませんでした。
しかし、最近の遺伝子に関する研究でこのマッスルメモリーのメカニズムが明らかになりつつあるのです!
キーワードは「エピジェネティックス」
わたしたちの設計図である遺伝子は一生変わることはありませんが、遺伝子にはスイッチがついていて、そのスイッチによって遺伝子を働かせたり、休ませたりしています。
そして、このスイッチは、私たちの生活習慣などを変えることでオンにしたりオフにしたりすることができるのです。
筋トレをすることによって、筋肉に関連する遺伝子のスイッチをオンの状態にすることができるのです。
一度筋トレをして、スイッチをオンの状態にしておけば、しばらく筋トレをやめて筋肉量が減ったとしても、オンの状態(筋肉がつきやすい状態)が続いていますので、再開した時に筋肉量が増えやすいのです。
これが、今まで経験則としては分かっていたが、メカニズムが不明であった「マッスルメモリー」の正体なのではないかと考えられています。
今、ダイエット目的、美容目的で行っている筋トレが、将来の健康維持にも役立つなんて、筋トレをやらない理由はないですよね??
今すぐ、筋トレを始めましょう!!
そして、どうせ筋トレをやるのであれば、あなたに合った方法で効率よく筋肉量を増やし、キレイな体型を手に入れたいですよね!?
持って生まれた、設計図によって効率のよいダイエット法、筋トレ法は全く異なります。
少ない筋トレで結果を出したい方は、遺伝子検査を行い、一番楽な方法を採りましょう!
…しかし、ひとつだけ注意点、というか分かっていないことがあります…
最近では、EMSなどの外的な刺激によって筋肉量を増やす方法も大流行しています。
このマッスルメモリーとメチル化(スイッチのオン、オフ)の研究は、今のところ筋トレによって増やした筋肉量との関係のみを対象にされています。
ですので、もしかしたら、外的な刺激による筋肉量アップではマッスルメモリーが働かないかも!?
※「働かない」という研究があるわけではありません。
確実なのは筋トレをすると、遺伝子のスイッチがオンになり、目の前のキレイな体型だけではなく、将来の健康維持にもつながるよ!ということです!
遺伝子検査を行い、今すぐ効率よく筋トレをしましょう!