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睡眠の質に関する遺伝子

睡眠の質に関する遺伝子

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ここ数日で一気に寒くなってきましたね。皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

今回は、睡眠の質に関連する遺伝子についてお話ししていきます。
今年の夏も例年通り

暑い日が多く、寝苦しい夜も多かったのではないでしょうか?

睡眠の質が仕事やダイエットのパフォーマンスにも大きな影響を与えることが分かっていますので、様々な研究がなされています。
遺伝子と睡眠の関係も研究されており、今回は理研グループが発表した遺伝子と睡眠の関係についての研究報告を紹介します。

 

レム睡眠とノンレム睡眠について

睡眠の深さを調べるために、研究チームはレム睡眠とノンレム睡眠に注目しました。
レム睡眠は脳の一部は活動しており、ノンレム睡眠は脳の休息状態で、一般的にレム睡眠は浅い睡眠、ノンレム睡眠は深い睡眠と言われています。

研究チームは様々な遺伝子を欠いたマウスによって、レム睡眠とノンレム睡眠の時間や脳波を計測する実験で「Chrm1」と「Chrm3」という2つの遺伝子がレム睡眠、ノンレム睡眠に関連していることを突き止めました。
「Chrm1」遺伝子を欠いたマウスは、レム睡眠が約34分、ノンレム睡眠が117分それぞれ減少し、「Chrm3」遺伝子を欠いたマウスはノンレム睡眠だけ約153分と大幅に減る一方、レム睡眠は1回の持続時間が短くなったものの頻度は増えて総量に大きな変化はありませんでした。
さらに両遺伝子を同時に欠失させると、レム睡眠はほとんど検出不可能なほど減少したそうです。

まだ人間で同じことが当てはまるかどうか分かりませんが、おそらく人間にも睡眠の深さ浅さに関連する遺伝子があると予想されます。

生まれ持った遺伝子に合わせて、ダイエットの対策を変えることで効率よく痩せることができるように、
持って生まれた睡眠の質に関連する遺伝子が「睡眠が浅くなりやすい」であった場合、それに合わせた対策をすることで睡眠の質を改善することが出来るかもしれません。

まずは人間の睡眠の質に関連する遺伝子を発見し、それらに合わせた睡眠改善策を発見する。
道のりはまだ長いですが、近い将来睡眠の質で悩む人がいなくなるかもしれない第一歩は踏み出されました!

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