過酸化脂質のできやすさに関連するPON1(パラオキソナーゼ1)という遺伝子について紹介します。
PON1はエステラーゼの一つで、肝臓で合成されます。血中ではHDL(高比重リポタンパク)粒子状でアポA-1と結合して存在します。
LDL(低比重リポタンパク)の酸化を阻害しますが、変異がある場合、酵素活性に影響を及ぼし、LDLの酸化が促進し、過酸化脂質が産生されます。
この過酸化脂質が老化やお肌、ヘアトラブルを引き起こすことが分かっています。
過酸化脂質ができる過脂化が老化を引き起こします
この過酸化脂質ができる「過脂化」は今美容業界でとても注目されている老化を引き起こす原因です。
過酸化脂質は、お肌のハリを奪いシワを作ったり、メラニンを酸化させ、しつこいシミをつくったり、乾燥肌を引き起こしたりと多くのお肌トラブルを招きます。
さらに、抜け毛や加齢臭、動脈硬化や脳卒中などの病気の原因にもなります。
過酸化脂質ができやすい遺伝的体質の方は、お肌トラブルが気になる前から過酸化脂質対策をしましょう!
まずは自分の遺伝的リスクを知るために遺伝子検査を受けてみましょう!